夢を護る夜の終わり

蒼い月は何処へ消えるの?
まだ一人では歩けない
深い空を割って浮かぶ
あの光は消えてしまうの?

いつまでも唯、私だけを
照らしてくれはしないの?

捜し物は見つかったけど、
まだ一人では歩けない。
光を失う事に怯えてる。

それでも月は消えていく、
太陽の光を遮って。

いつまでも夢の中で自分の望んだ
偽りだけに甘えては駄目?
朝が来て、
辛くて厳しい太陽を浴びなきゃいけない?

蒼い月が剥がれて落ちる。
弱い心と偽りを連れて
明けない夜と隠れた太陽がやってくる

全てを解ったから、一人でも行くから。
たまには夢見ても良いかなと天を仰ぐ

夢に浸れる夜と夢を叶える朝の狭間で。



comment:これを描いたときは似たような詩を
大量に描いてた記憶があります。
そして夜に眠れなくて
月が大きく見えたような気がします。

射尾は眠りは深くても
夢を見たりする事も在りますし、
割とこの歳でも見るほうです。
加えて結構現実味が無くても
五感はかなり正確に感じ取れるので
マンガのような夢か現実かの狭間を歩くことも在ります。
夜が明けなかったらきっと夢ばかり見ているかもしれません