言霊の迷宮





言葉の糸を織り込んで
心の絵画を書いていく
綺麗な言葉、汚い言葉、悲しい言葉。
目蓋の裏に浮かんだ言葉
何を選ぶか私次第。


自由だから悩みもする
言葉を紡ぐ者はだれしも落ちる言葉の迷宮
似た言葉、表せない気持ち、
全てが鏡となって私を写す。心をうつす


鏡が迫り私を責める。言葉が私に牙を剥く
抜け出せないまま時が過ぎる
光が見えるその日まで。


ぼくが歌えるこの歌ですら
この言葉ですらも格子を出ただけ。
抜け出せない


人が言葉を覚えた日からいつも迷っていたのかも知れない



comment:詩を作る者、小説を描く者だけでなく、言葉を駆るもの全てが陥るスランプな感じ

辞書の中の文字が頭の中で多重構造でアストラル界を構成していく・・・。
そんな感じが僕はするんですが皆さんはスランプだとどんなイメージになるんでしょうか?