燻ったままの炎





あてもなく、ただ呆然と繰り返す毎日
命限れる存在なのに
無駄に流れるだけの希薄な時間。


体に燃える炎を宿した懐かしい日々
懐かしいで終わらせないで、
可能性が有るのなら。


選ばれていない99より選んだあとの1を信じて
顔をあげれば良いだけだから。


幼い言葉しか紡げない私だけど付いてきて、
走り方は教えてあげる、
どこを走るかは貴方次第。


目的が無いなら付いてきて、
一緒に走ってあげるから。
何のために走るかは貴方次第、夢次第。




comment:昔ストリートハッスルと言う学園物の読者参加型小説がありまして

そこでは生徒の事を快速者と呼ばれてます。

この作品が終わる位に何か記念で作ろうと言うことで描いた詩です。

そのままの意味の走るってどうも得意じゃないですけど

この中に含まれたニュアンスは決してそうじゃない

一生懸命さが伝わってくる好きな表現の一つです